肌に潤いを与えるためのスキンケアアイテムとして使用されている化粧水ですが、
その潤い浸透効果をうまく実感できていない人もいるのではないでしょうか。
そんな時、つい違う化粧水に手を出すという方向に行ってしまうかもしてませんが、
その前に一度、化粧水のケアに関して見直してみるのはいかがでしょうか。
Contents
化粧水を浸透させるとは?化粧水の役割
スキンケアをしている人のほぼ全員が化粧水を使用していると思いますが、
その目的や役割を正確に把握している人は多くありません。
これらを正しく理解しないと使用法を誤り、
スキンケアの効果を発揮させることができません。
そもそも、肌の奥まで化粧水は浸透しない
化粧水の使用に関して正確に理解されていないことの一つは、
「化粧水は肌の奥まで浸透しない」ということです。
たくさんの化粧水を手に取り、
肌の奥まで一生懸命浸透させようとさせている場合は、
化粧水を必要以上に使ってしまっているので、
使用法を見直すことをオススメします。
化粧水が浸透できるのは、あくまでも肌の表面にある角質層です。
角質層というのは、肌の表面を構成する層のうち最も外側にある層で、
その厚さは約0.01~0.3mmです。
化粧水は角層を守るために使う
角層より奥に体外から与えられた化粧水が浸透することはありません。
ですので、化粧水は角層をケアするために使用しているということになります。
この角層のケアは、肌をきれいにするためには大切です。
肌の一番外側にある角質層は肌の見た目にも影響する一方で、
肌のバリア機能としての役割があります。
このバリア機能が正常に機能しないと、
肌内部の脂質や水分が逃げたり、
外的刺激により肌がダメージを受けやすくなります。
角質層のバリアは、肌の表面が十分に潤っていないと機能しません。
化粧水は、角質層に適度な潤いを与える、
このバリア機能を正常に機能させるために使用するのです。
肌に化粧水が浸透しない理由と対処法
顔全体や鼻などのパーツに化粧水が浸透しないのは汚れが取り切れていないから
化粧水を使用しても、肌にゴワツキがあり
化粧水が浸透していないと感じている人が多いと思いますが、
これは肌の表面に余分な皮脂や古い角質が残っているからです。
化粧水で潤いを与える際に、角質層に余計なものが残っていると化粧水が角層に浸透しません。
洗顔後に化粧水を使用するケースがほとんどであると思いますが、
この時に汚れが落ち切っていないと、肌がゴワついたままで肌表面の感触も硬く、
化粧水を与えても肌のキメが整いません。
化粧水の前に確実に余計な汚れを落としきりましょう。
洗顔でも皮脂汚れが落ち切っていない場合には、オイルクレンジングがおススメです。
オイルクレンジングでは、洗顔では落ちにくい油汚れをオイルに溶け出させ、肌を守りながら洗浄することができます。
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また、古い角質が落ち切っていない場合には拭き取り化粧水で肌表面を清潔にすることも有効です。
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汚れをきちんと落としたうえで化粧水を使用すれば、
同じ量を使用しても潤い効果に大きな差が出てきます。
乾燥肌で化粧水が浸透しない場合
乾燥肌で化粧水を使用していると、乾燥によりゴワついた角質層の硬い感触から
化粧水が浸透していないと感じてしまいます。
これを改善するには角質のゴワつきを改善する一方で、
乾燥肌を継続させないための対策をする必要があります。
角質層は、肌のターンオーバーによって常に新しく入れ替わっています。
このサイクルを正常に機能させないと、古い肌細胞がいつまでも残ってしまいます。
正常なターンオーバーには、食事の栄養バランスや十分な睡眠時間などの生活習慣を変えることが重要です。
健康的な生活を送っても尚、古い角質が残ってしまう場合には、
ピーリングで古い肌細胞を除去することも有効です。
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古い角質層を取り除く一方で、角質の乾燥を繰り返さないためにも乾燥肌対策が必要です。
肌が乾燥するということは、肌に水分と水分の蒸発を防ぐための油分が欠如しているということです。
肌は乾燥から自身を守るために皮脂を分泌していますが、その十分な皮脂分泌を妨げる要因を理解し、
対策を講じることが重要です。
皮脂の分泌を妨げる原因の1つは、化粧水などで潤いを与えすぎることです。
潤い成分を与えすぎると、肌が皮脂の分泌をセーブしようと作用します。
必要以上の化粧水を浸透させようとさせたり、
必要以上の乳液や保湿クリームを使用するとすると、
かえって逆効果になってしまうのです。
皮脂分泌が減少するもう一つの要因は、加齢です。
加齢及びそれに伴う現象を完全に止めるのは不可能ですので、外から化粧品で補う必要があります。
肌の潤い成分の分泌を助けてくれるプラセンタなどの有効成分入りの美容液などを
スキンケアに取り入れましょう。