テレワークが急速に広まっている中で、多くの人が自分の顔をカメラで映す機会が増えました。
特に社内会議や取引先との会議、就職活動での面接など、
カメラ越しの第一印象をより良くする必要がある場面での活用機会がさらに増えています。
普段から写真写りが悪いとコンプレックスに思っている方にとっては、
このような状況はあまり喜ばしくないかと思います。
実は、撮影をしている環境を工夫することによって、
カメラでの写りは簡単に改善できます。
この記事では、よくありがちな写真写りを悪くしている原因と、
カメラ写りをより良くするためにできる工夫について紹介します。
テレワークでもありがち!写真写りが悪いと感じる要因
鏡に映った顔に見慣れている
自分の顔を見るには、写真や映像で映すことを除くと鏡を利用するのが唯一の手段です。
洗顔や化粧、身だしなみのチェックなど日常生活の中で鏡を見る機会も多いかと思います。
実は、そんな鏡で見慣れている顔は他者から見えている顔と全く同じではありません。
鏡で見る顔は、左右が反転しています。そして、多くの場合では人間の顔は左右対称ではありません。
左右の目の大きさや髪型の分け目、ほくろなど顔を非対称にする要素は多くあります。
左右対称でない顔は、左右反転させると見た目から受ける印象が大きく変わります。
特に、鏡で左右反転した自分の顔に慣れた状態で自分の本当の顔を写真などで見ると
写真写りが悪いと感じてしまうのです。
ライティングが悪い
光の当たり方で顔の印象は大きく変わります。
しかし、光を意識して写真を撮る人は結構少ないです。
特に、室内や晴天時の屋外で撮影する場合には、光が上から下に向いて当たるため
目の下に影ができてクマのようになったり、ほうれい線が影で強調されて、
疲れている、老けた印象になってしまいます。
光の当たり方を意識しないような状況では、きれいな写真を撮るために不適な条件が揃ってしまい、
写真写りが悪くなってしまいます。
レンズによるゆがみの影響
スマホを含みどのようなカメラであっても、レンズにはある程度のゆがみがあります。
そして、レンズのゆがみは画の外側になればなるほど大きくなります。
ゆがみの大きい外側に映ると、顔は左右に引き伸ばされるため顔が大きく映ります。
あなたの魅力を引き出す写真の写り方
写真写りを悪いと感じてしまう要因のうち、
ライティングとレンズのゆがみは環境整備を工夫することで簡単に解消できます。
テレワークでも大事!顔をきれいに映すライティングを意識する
顔をきれいに映すためには、以下のことを意識することが重要です。
- 顔前方から光を当てる
- 目にアイキャッチが入るように意識する
室内や晴天時の屋外で撮影をすると、真上から光が強く当たっている状態になります。
この光だけでカメラに映ると、顔にできる影のせいで老けた印象になるため、
その影を薄くするために正面から光を当てる必要があります。
晴天時の屋外で撮影する際には、
レフ版やそれに代わる白い板状のもので日光を顔に反射させることで
顔にできる影を軽減させることができます。
このようなものがなければ、日光が降り注ぐ場所ではなく、
日陰に入って顔に当たる光が均一になるように調整するのが得策です。
リモートワークを含めた室内での撮影では、
顔の正面に照明を設置して撮影すると顔が明るく映ります。
照明の光が強すぎると感じた場合には、
照明を壁に向けて当てそこから反射した光を使うと柔らかい光で顔を照らすことができます。
これは、設置した照明と距離が取りにくい場合に有効な手段です。
また、顔を照らす際に目の中にキャッチライトが入ると表情を綺麗に映すことができます。
キャッチライととは、周りの光が黒目の中で反射して光って見えることで目に輝きを加える技法です。
キャッチライトがあると無いとでは、カメラ越しに与える印象が大きく変わります。
キャッチライトあり
キャッチライトなし
レンズと顔との間に一定の距離を置く
カメラのレンズが持つ「画面の端が広がるように歪んでいる」影響を受けないように
できるだけ画面の中央に顔が映るような構図を意識する必要があります。
画面の中央に顔を映すには、レンズと顔の距離を適切に保つ必要があります。
レンズに近づきすぎると端に映った部分がゆがみ、顔が大きく見えることがあるからです。
画面いっぱいに顔を映したい場合でも、カメラを顔に近づけるのではなく
遠い距離からズームする、もしくは撮影した写真をトリミングする方が顔のゆがみが少なくなります。
特に、スマホで自撮りやテレワークを行う場合には、
十分に距離を話し自分の顔が画面の中央に来るように置く位置を調整しましょう。
集合写真の場合でも、できるだけ端で映らいないように場所を確保しましょう。
まとめ
- 写真写りが悪いと感じるのは、左右反転された顔しか見慣れていない場合や、悪いライティング、レンズによる歪みといった撮影化環境によってもたらされる
- 光が顔に対して真上からのみ当たっている状況は避けるべし!顔の正面から光を当てるか、日陰に入って顔に当たる光を均等にする
- レンズによる歪みの影響を受けないように、画面の端に映らないように注意!レンズとの距離が近すぎると歪みが大きくなるため、一定の距離を保つ
オンライン上で人と対面する機会が増えている昨今では、
カメラ越しの「デジタル第一印象」が重要になってきます。
過度な加工に頼ることなく、自然な好印象を与えるために自分が映る環境を工夫すると
写真写りが悪いというコンプレックスを軽減することができるのです。
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