ポートレート写真に使える!ポージング例~座り編

撮影の時のポージングは指示する側も写る側にも
それなりの慣れが必要です。

指示する側はポージングを知っていないといけないし
写る側はその指示を体現できる必要があります。
特に、撮影慣れしていない方は体現できるポージングに限界があるため、
指示も工夫しないといけません。
 
ポージングで一番ハードルが高いのは全身撮影です。
身体の全てに意識を向け、かつ表情を引き出す必要があり、
なかなか大変だと思います。
 
一方で、バストアップや座った際のポージングは少しだけ体現しやすくなります。
足元を頻繁に動かさず、腰から上のポーズに集中できるので
撮影慣れしていない方にオススメです!
 
ということで、今回は座りポーズの際に考えるべきことをまとめてみました!
座りポーズには数え切れないほどのバリエーションがありますが、
まずは基本的な部分をご紹介します!
 

ポートレート写真 ポージング基礎 ~座り編

屋外撮影やスタジオ撮影など、
どんな場面でもどこかに座るというシチュエーションでの撮影は可能です。
ポージングを考える際にまず考えることは、どこに座っているかということです。
 
座ることのできる場所は様々ですが、
まずは大きく『地べた』と『椅子への腰掛』の2種類に分けることができます。

地べた座りの特徴は、脚を身体の前や横に、
地面に沿うように置くことができるということです。
そのため、脚を上半身や顔に近づくことができ、
バストアップでも身体の多くの部分を収めることができます
 
一方で、椅子に腰かけた状態では、脚が縦に収まる位置関係になります。
縦に伸びる脚のラインを意識しながら、身体のラインを綺麗に見せる工夫が必要になります。
 

地べたに座ったポートレート ポージング例

地べたに座ったポージング例を4種類紹介します!

地べたのポージングは可愛い系からカッコいい系まで
幅広いバリエーションがあります!

女の子座り

膝を内股にし、両足が外側へ向くように座る女の子座り。
その名の通り、女性らしい・可愛らしい作品との相性がいいです!
脚の大半が地面につくので、室内や屋外でもレジャーシートを引くなど
モデルさんの脚が汚れないというにする気配りが必要です。
 
女性らしいポージングなので、座った際に腰を少し反りくびれを出すと
更に女性らしさを演出できます!
 

膝抱え込み

両膝を抱え込むか、片膝を抱え込むかで作品の印象も大きく変わります。
片膝のみを抱え、片脚を伸ばすとクールでかっこいい印象に。
両膝を抱えると、ちょこんとした可愛らしい印象に。
 
両膝を抱える場合でも、左右がきちんと揃い過ぎないポージングにすることを心がけましょう!
左右対称になりすぎると写真に動きがなくなってしまうためです。
 

しゃがみ込み

地べたに腰を下ろさないながらも、全体をキュッと縮めてこじんまりと座る。
これは、可愛いらしさを彩る王道の座り方ですね。
 
この時の手の位置は、あまり大きく広げずに
脚と合うようにこじんまりと身体の中心に寄せると悪目立ちしません!
 

あぐら

ボーイッシュでエネルギッシュなイメージや
クールでかっこいい作品と相性がいいです!
 
あぐらをポージングに取り入れるときには必ずパンツスタイルの衣装を選びましょう。
スカートを履いている際には、あぐらの形が出ないため、ポージングの意味がなくなってしまい、
また、スカートの丈が短いとモデルさん的にもあまり心地よくないからです。
 

椅子に座ったポートレート ポージング例

椅子でのポージングの際にまず気を付けるべきは、真っすぐ座って正面から撮らないこと!
ただの証明写真になってしまうからです(笑)
重心を置く位置、脚の形を変えて行くことで様々なポージングへ変化させることができます!

 

両足クロス

脚を組むポージングは、大人っぽくカッコいい印象の作品との相性が◎!
上半身は片一方の方向によりかかるように座ると、きっちりなり過ぎないようになります!
 
脚の形が分かるような衣装で太ももから足を組む場合には注意が必要です。
脚をきつく組み過ぎたり、組んだ下のももに完全に上のももを重ねると
下のももがつぶれ、太く見えてしまいます。
 
ちょっと大変かもしれませんが、多少浮かすと太く見えることを避けれらるため意識してみましょう!
 

片足寄りかかり

片脚は地面に、もう一方の脚を折り曲げかかとを壁や柵に置く座り方、
立と座りの中間のようなポージングです。
この座り方をするには、ある程度高さのある椅子や柵などが必要です。
(モデルさんの身長によって、やりやすい高さが変わります)
 
カジュアルでかっこいい作品との相性が良いです!
 

マーメイド座り

両足を一方方向へ投げ出し、その反対側に重心を置くような座り方。
脚が揃っているので女性らしい、エレガントなポージングです。
 
ソファや公園のベンチなど、大きめの椅子で行うとポージングがしすいです!
 

着座+ひねり

椅子に座りながら、椅子の正面からずらした位置に身体の正面を向ける方法。
この時には、脚の向く方向から身体の向き先をひねってずらすことで、
腰のラインが反り、キレイな身体のラインが出ます。
 
斜めの位置からの撮影では、猫背が目立ちやすいため注意しましょう。

 
上記8種類のポージング例を紹介しましたが、座りのポージングはまだまだたくさんの種類があります!
いきなりたくさん覚えるよりは、基礎をおさえ、あとはそれらを組み合わせて応用する
という風に少しずつ考えると、ポージングばかりに気を取られずに
モデルさんとのコミュニケーションを意識しながら撮影することができます!

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