自撮りでも他の人に自分の写真を撮ってもらう場合でも、
少しでも盛れる写真に仕上げたいのは、万人が思っていることだと思います。
盛ると聞くとまず最初に思い浮かべるのは加工アプリによる『盛り』ではないでしょうか。
確かに、肌も平らにしてくれるし、目を強調してくれるしと、
自分のなりたい顔になるアシストを存分にしてくれるツールではあるものの、
やりすぎた加工はもはや自分以外の何者かへと変貌を遂げ、
加工写真に仕上げている他の人と似たような顔になっているではないか、と
個人的には思ってしまうのが正直なところです。
ありのままの自分をベストな状態で写真に収めるというのが
私が撮影時に目指す『真の盛り』です。これをどのように実現するか。
写真を撮影する時に最重要と言っても過言ではないのが、光の当て方です。
同じ場所・被写体でも光の当たり方が変わると、作品の印象が大きく変わります。
また、自分の撮りたいもの、仕上げたい雰囲気に合わせて
適切な光をコントロールする必要があります。
この記事では、加工アプリに頼らずに、人物を綺麗に写真に収めるたの必須科目である
『撮影時の光の当て方』をお話ししていきます。
加工アプリでの盛りに疲れてしまった方向けに、
ありのままの自分で写真を盛るヒントになってくれたら嬉しいです。
写真の盛り方 必須科目『光の種類』
撮影において、光の当て方は大きく4種に分けられます。
光の種類は被写体と光源の位置関係で決まるのです。
逆光
被写体の真後ろから光が当たる状況を逆光と言います。
被写体の顔が暗くなるという印象が一般的だと思います。
しかし、被写体の顔が十分に明るく写る設定で撮影すると、
更に明るい背景がふんわりとした印象になり、柔らかい雰囲気を演出できるのです。
反対に、背景に明るさを合わせ、被写体を思いっきり暗く写すと
シルエット撮影も可能なのです!
半逆光
被写体の真後ろではなく、斜め後方から光が当たる状況を半逆光と言います。
逆光の雰囲気と、後述するサイド光の雰囲気の中間といったところです。
逆光が醸し出す雰囲気に、サイド光が与える立体感を演出できます。
サイド光
被写体の真横から光が当たる状態をサイド光と呼びます。
光のが当たっている側は明るく写り、その反対側には影ができます。
明暗が現れ、かっこいい立体感を演出できます。
順光
被写体の前方から光が当たっている状態を順光と言います。
前方から光が当たるため、被写体がはっきり写りますが、
凹凸感はあまり表現しにくく、平面的に映ります。
レトロな雰囲気を出したいなど、意図がある場合除き、
人物撮影時の順光はハードルが高いため、あまりお勧めしません。
顔が大きく写り、余計な毛穴もはっきり映す場合があるからです。
まとめ
このように、光源と被写体の位置関係を工夫することによって
雰囲気のコントロールができるとともに、
見せたいところは見せ、目立たせたくないところは目立たせないという
自然な『盛り』が表現できるのです。
撮りたい作風に合わせて、自在に光をコントロールできたら
いつ何時でも満足のいく撮影ができます!
ぜひ、挑戦してみてください!
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